最近の麻酔(久々)|今治市大新田町にある動物病院|犬、猫、ペットのトラブル

あいけんペットクリニック

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医院ブログ

最近の麻酔(久々)

◆立てなくなってしまった13歳の子宮蓄膿症柴さん◆

高齢の方が飼育してくれてるケース

車の運転頼みにくいからなかなか来れないんですよね(汗

腎数値上がってて…

白血球も何日か前まで上がってたんでしょうけど下がってて…

敗血症ショックになってますよね…。

幸い、赤血球凝集や血小板減少はない。

 

・プロポ導入

・L3-4くらいで硬膜外ブロック(マーカイン0.1ml/kg+リドカイン同量)

・ボルベン10ml/kgで突っ込んで、三方活栓で輸液量が多くなりにくく作ったドパミン×ドブタミン

・反対の手に、ナファモスタット溶かした5%ブドウ糖液

・アトロピン皮下注(なんとなく念のため、これが無いとドパミン×ドブタミンの反応が悪い子いる)

・ただでさえ意識レベル低いのでオピオイドやマイナートランキライザーは無し

・もちろんNSAIDsなんか使ったら後で後悔する可能性が高いのでプレドニゾロン注1㎎/kg皮下注

・セボフルランは硬膜外刺したあとは0.4~0.8%でした

 

このケースで、一晩点滴したら腎数値下がるかな?って試しても下がりません。

いきなり手術が肝です。

だからガツンと入れるのはボルベン。

術後の呼吸促拍が最大の敵。

サードスペースに移動しにくい輸液量と質、初めからタンパク分解酵素阻害剤も流しとく!

 

すぐに起きましたし、全身投与の鎮痛なしでも、硬膜外が効いてて穏やか覚醒でした。

良い麻酔でした(;・∀・)

 

◆なぞ提案からのセカンド来てくれた極小ヨーキーさんの足◆

こっちの足が変っていってるのに、

反対の足の手術をすすめられるんですぅ~っていうセカンド(笑)

飼い主が変だと訴えている後肢は、

レッグペルテスと膝蓋骨内方脱臼がグレードⅣっぽくなりかけてる状態…

そりゃ、変な歩き方になります…。

前医が手術を勧めた反対の足は膝蓋骨内方脱臼グレードⅡおそらく症状無し…(汗)

しかも、小さいので麻酔に耐えられないかもとの事…(恐)

当院では獣医の正義とモラルに従いまして(笑)

当然、悪い方の足を手術しました(安心)

 

内容はいたって普通の、

大腿骨頭切除と

MPLの手術(ウェッジリセッションと脛骨粗面折り込み移動)

 

麻酔もいたって普通の

硬膜外ブロックと

合わせた全身投与の鎮痛は非麻薬性のブプレノルフィン

 

抜糸の時に調子いいと言ってました。

2ヶ月くらいは股関節伸展位を20秒くらいキープするリハビリを朝晩一回ずつ続けてもらいます( ^)o(^ )

 

関節外科などでおもしろ提案を受けてしまって心配な方は是非一度お話しを聞かせて下さいm(__)m

 

 

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