帝王切開の麻酔あるある|今治市大新田町にある動物病院|犬、猫、ペットのトラブル

あいけんペットクリニック

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医院ブログ

帝王切開の麻酔あるある

赤ちゃんがかなり入ってる帝王切開…

 

お母さんを仰向けにしたら赤ちゃんの重みで循環が悪化してspO2とか取れなくなるやつ(恐)(笑)

 

今日のもそうだったけど…、

 

今まで3例しか経験ない。

 

正書や偉い人が書いてる「帝王切開の麻酔」的な文章にこの事を書いてるのは見たことがない(笑)

 

1例目は、ブルドックのかなりの数お腹に入ってたケースで、

すぐにオーナーに電話していろいろ伝えてそのまま母親しんじゃうかもしれないけど急いで赤ちゃん出すよー的な事だったかもしれない(あんまり覚えてない)けど、そのオーナーに「赤ちゃん出したら治るからさっさと出して」って言われて、本当にその通りだった(笑)

 

一番怖かったのは、フレブルで、仰向けにして、あーまた循環悪くなりすぎてるって思ったら、心電図も心臓も一回止まって(汗)

本当にお母さん死ぬかと思ったけど、ボスミンとアトロピンのショットと元々セットしてたドパミン×ドブタミンの点滴でとにかく腹腔の減圧が達成できるまではもってくれたみたいで、急いでるのでかなり大きめにお腹切って、子宮を体外に出すと、やっぱり循環改善(笑)ってのもあった。

 

 

これ、

この現象、

知ってないと、

かなり焦る。

知ってても焦る。

 

偉い先生。帝王切開の麻酔に関する執筆をするときは是非このことに触れて下さいm(__)m

 

重要事項

「胎児の数が多い犬(でしか経験ない)の帝王切開を行う際に、麻酔下で手術の体位である仰臥位に体位を変換したとたんに胎児の重みで後腹膜の脈管系を重度に圧迫する事で循環不全に陥り時には心停止する事もある。この現象に遭遇した場合は強制的に循環をサポートする各種薬剤を投与しつつ、大き目な切開で出来るだけ早く子宮を体外へ出す事が肝要である。画ずらとしては子宮の重量はお腹にかかっているが、この段階で大幅に減圧が達成されほとんどの場合に循環は改善する。」

 

 

 

注意点

犬の帝王切開で子宮を体外に出さずに腹腔内で子宮切って一頭づつ出してる人が一定数いるけど…

理由は、大きく皮膚切開したくないからだそう、

このやり方だと、上の現象に遭遇したら絶対お母さん殺してしまいます。

お腹の中汚れるし、帝王切開ではスパンと大きく切って子宮を一気にブリっと体外に出すのが良いでしょう。

 

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