膝蓋骨脱臼の術後(もしくわ術中?)に股関節脱臼しやすいケース|今治市大新田町にある動物病院|犬、猫、ペットのトラブル

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膝蓋骨脱臼の術後(もしくわ術中?)に股関節脱臼しやすいケース

3年前に、

膝蓋骨脱臼の手術を数か月前にしたけどいっこうに足着かない……

(術直後とか1ヶ月後のレントゲンとかなかったそう…)

って診させて頂いた子…。

実際には股関節脱臼してて部分的に麻痺してて…

骨頭切除してもそれは改善しませんでした。

数か月に及ぶ股関節脱臼による坐骨神経への物理的な干渉が麻痺を呼び起こしたと考えられます。

(自分が手掛けた、子供のようにかわいい症例の術後レントゲンとれよ、おーい(‘◇’)ゞ)

 

 

チワワの中齢の前十字靭帯断裂併発症例で…

脛骨粗面転移で対応してるので、たしかに処置が足りないと言えばたりないけど…

圧倒的に問題なのは…股関節が外れてる……Σ(・□・;)

 

自分なりの考察……

ガチムチ系の足で膝蓋骨内方脱臼を起こしている子、

片足づつ撮らないと大腿滑車の正面でVD像が得られない子、

股関節の上から見たときの大腿骨頸の付きが変な子(CTじゃないと判らないので想像)、

成長段階での膝蓋骨脱臼発生による大腿骨頸の付きが変になっちゃったってのが関連ありそうな子、

は、

むりやり大腿滑車に膝蓋骨を整復する感じの手術をすると…

股関節脱臼するリスクが高い?

 

 

 

最近、その子の逆足を私が手術する事になったんですけど…。

気を付けた点

①大腿滑車がかなり外に向いてるので、大腿滑車に膝蓋骨は乗せるけど…、その後膝蓋骨の内側に引っ張られる力によって大腿骨自体が内側に引っ張られるないように、がっつりメディアルリリースしました。

②大腿滑車はかなり外に向いてるので……、もう股関節もその角度が落ち着いてるはずなので…、脛骨粗面は折り込み移動しました。

③そしてそして…前十字靭帯も切れてなかはグズグズでしたがそれに対する処置は行いませんでしたΣ(・□・;)

TPLOで脛骨粗面相対的外方移動だと折り込みが達成できないし…。

ラテラルスーチャーだと大腿骨遠位と脛骨のアライメントは整うかもしれないけど股関節にしわ寄せ来そうだし…。

いっその事何もしない。という重大決定。

 

 

足着きは翌日退院時点でばっちりでした~(´▽`)

(逆足がダメダメなので着かざるを得ないってのもありますが…)

 

奥が深いMPL…

 

 

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