ワルファリン中毒(殺鼠剤)|今治市大新田町にある動物病院|犬、猫、ペットのトラブル

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ワルファリン中毒(殺鼠剤)

夜間診療で診させていただいた中で殺鼠剤をほんの少し食べたというワンちゃんがいました。

近年の殺鼠剤はワルファリンをさらに強化したような成分を含んでいる可能性もあるため少量でも注意が必要です。

ワルファリンは止血因子であるビタミンKを阻害してしまいます。

この子は命は落としませんでしたが、、なかなか血尿が改善しませんでした。

 

 

 

一部の人は血液をサラサラにするためにワルファリンを内服している方もいると思います。

また一部の出産経験のある方は赤ちゃんにケイツーシロップ(ビタミンK内服薬)を飲ませた経験がある方もいると思います。

 

バランスが難しいですね!

 

 

動物病院では、肝障害を抱えてる子に麻酔をかけてある程度侵襲性の高い手術をするときなどにしばしばケイツーシロップを投与します。

 

個人的な経験で、ビタミンKの注射製剤(基剤の植物性油に対して?)でアナフィラキシーショックを経験した事があるので…、

例えば、胆嚢摘出の前の入院中でも注射ではなくてケイツーシロップを経口投与しています。

 

 

また、食物アレルギーやその他の原因で慢性の腸炎になってる子も手術すると血が止まりにくいです…おそらく回腸での胆汁の吸収が悪くていろいろな栄養素が足りてない事に起因していると推測していますが…このケースでは、、、ビタミンB群の投与を積極的に行っていますが…効いてるか判りません、完全にノーエビデンスです(苦笑)

 

 

またまた、オンコビンやビンクリスチンを定期的に静脈内投与している子でも…、

腫瘍がもたらす全身性の出血傾向からか…

留置針さしたその隙間から出血してくるような子もいます……。

上記の薬は血管外漏洩すると大変な事になるので……、

このようなケースでも、ケイツーシロップで出血傾向が改善して抗がん剤の静脈内投与が再開できた事もありました。

 

 

そんなに高頻度に使わないけど、

ないと困る薬、ケイツーシロップ

 

の話でした。

 

 

殺鼠剤…食べないようにしましょう。

 

 

 

 

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