犬のカートはよくないからお勧めしない???…そんなハズないです!!!|今治市大新田町にある動物病院|犬、猫、ペットのトラブル

あいけんペットクリニック

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犬のカートはよくないからお勧めしない???…そんなハズないです!!!

10年前に交通事故で脊損のダックスさん、

そのころは、

椎体固定とかの概念が今治になくて東京まで行ったと……

 

ふらっと、お話を聞きにきてくれました。

 

まあ、時間が経ちすぎてますが、

 

当時、藁をもつかむ思いでいろいろ調べたんだなと、

改めて、我々、地方で開業する獣医師の責任は大きいと思いました。

 

 

 

 

セカンドオピニオンは気軽に求めるべきです。

そして、セカナンドオピニオンを嫌うホームドクターはなんか変です。

病める動物とその状況に慌て憔悴する飼い主様が、

求めるのであれば、最善の治療へ行きつくように、冷静に導くのが町医者の役割です。

 

 

 

 

今回のポイントは

①いまから問題部位の減圧~固定は意味が無いということの再確認

(当時はなんか別の神経外科をしたらしい)

②再生医療が耳に入ってきますが少なくとも、細胞増やして静脈投与する再生医療は、とても怪しいと個人的に思ってる点をお伝え。そして神経外科やらない病院がこの再生医療らしき治療をこぞってやってるのがさらに怪しいとお伝え。オゾン直腸注入はもっての他(笑)

③やるならちゃんと脊柱管に増やした細胞戻すタイプの再生医療を行っている信頼できる施設をお教え。…にしても時間たち過ぎてるので…。

④後肢の麻痺で起立不能ですが、脊髄反射が残っていて、しっぽが振れるという事はとてもいい事であると再確認。

⑤受傷当時手術してくれた先生が用意してくれた○○万するカートが全然使えなかった…ってことですが…それはおかしいでしょって話↓↓↓↓

 

 

そこで、カート持ってきてもらって、

付属のベルト?ハーネス?だと、まず、全然、身体の位置がダメな事が判明……。

このメーカー…

本当に犬の原寸とりながら開発したのでしょうか???

絶対歩けない構造となっておりました(苦笑)

 

写真は、私が、ベルトを作って付け直した状態。

 

車輪は、股関節の前後レベルと一致しなければ歩けません…(;´・ω・)

 

高そうなごついハーネスは必要なく、

車体が地面に水平になるように調整できる胸ベルトが必要です。

 

 

すると、いきなり上手にカートを使って進めるじゃないですか(凄)

 

 

脊髄反射が残ってるので『脊髄歩行』を目指しましょうと言いたいところですが…

10年前の事なので、すでに足根関節もぐにゃぐにゃ…

 

 

 

確認事項

脊損を疑う場合はテキトーな内科治療で時間を無駄にせずできるだけすぐに検査

減圧による機能回復が見込める場合は処置を躊躇する理由がありません。

1~2週間で歩行出来ない場合は、

全力でリハビリする計画に速やかに切り替える。

リハビリはとても重要です!!!

 

 

当院では、

リハビリに興味のある人もゆるーく募集しております。

現在は、

膝蓋骨脱臼やTPLO、内固定の手術した骨折、骨頭切除などでは、

ずべて一泊で退院してもらい、極端な運動制限をしない事で自然なリハビリ効果を狙っています。

まあ、このあたりの症例は、ガンガン動きたい若い子ではあまりリハビリ必要ないかもしれませんね…

勝手に動きますので…。

でも、人がいれば、本当は積極的なリハビリしたいです!!!

神経外科後のリハビリは、1週間入院してもらい、私が鬼のリハビリをしております。

起立までに2週間以上かかりそうな症例では塩ビ管カートを製作しております。

本当は、トレッドミルも欲しいです!!!

でも、今購入しても忙しさにかまけてトレッドミルを眠らせてしまいそうなので買いません!!!

 

解剖学マニアになれる人

骨マニアになれる人

筋肉マニアになれる人

栄養学マニアになれる人

神経学的検査を真面目にやれる人

犬種マニアになれる人(骨格全然違う)

外科をやるやらないは関係なくそれでも術式に興味をもって理解できる人(かなり重要)

ちょっとガウガウ言われても知らない間に仲良くリハビリできちゃう人(しつけ?行動学?うーん違う)

毛をフワフワにする作業も重要視できる人(トレッドミルのハードル高い点は乾かさなきゃいけない点)

 

獣医師でも動物看護士でもOK

でも、上に記したように、わたしがリハビリする人に求めるハードルは低くはないです。

上の条件をクリアしようというキモチがない人にははっきり言ってリハビリは出来ません。

 

 

ふーぅっ、

こうゆうややめんどくさい(と言ってはいけない)分野に手を出していくという事は、

バファリンの半分は優しさでできてるという事と、

似ているような気がします。

 

 

 

 

 

 

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