疼痛管理がんばってよかった事|今治市大新田町にある動物病院|犬、猫、ペットのトラブル

あいけんペットクリニック

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疼痛管理がんばってよかった事

◆予定帝王切開の子

静脈留置とって

酸素化3~5分(体力消耗している子にとってとても大切)

同時にプロポフォールをトントンノック式で緩徐に静注(自発呼吸止めない)

気管挿管して腹臥位にしてまずはセボフルラン4%までもっていく

アミカリック静脈点滴スタート(お迎えまで)

第1-2腰椎間を穿刺してマーカインとリドカインを硬膜外へ

セボフルラン1.5%に下げて自発呼吸で維持

仰臥位にポジションチェンジ

速迫呼吸が治まらない子は呼吸に合わせて何回か肺を広げてあげる

急いで毛刈り消毒して

帝王切開

赤ちゃんを取り出した時点で

ブプレノルフィン静注

ジアゼパム静注

セファゾリン静注

ファモチジン皮下注

オンシオール皮下注

そこからゆっくり癒着剥がしたり閉腹したり…

保温がとても大切

数時間後

いい顔で退院(#^^#)

 

なんと今回は、

「硬膜外ブロック」で帝王切開してくれるという話を聞いて、

当院を利用して下さったお客様でした!!!

地味に、いや、めちゃくちゃうれしい。

 

もはや、やらない理由が無い。硬膜外ブロック。

 

特に帝王切開のように、

母体のヘマトクリット値が低下していて、

全身投与する薬剤の薬物動態に慎重な配慮が必要な個体に対しては、

メリットが大きいです。

 

獣医業界においても「硬膜外ブロック」が開腹手術の鎮痛のスタンダードになってほしいです。

 

 

◆馬尾症候群に対して腰仙椎の背側椎弓切除と関節固定の子

FLK(フェンタニル-リドカイン-ケタミン)カクテルからのMLK(モルヒネ-リドカイン-ケタミン)カクテル

 

MLKカクテルは

材料経費を抑えられるし

点滴バックに全部入れて流すだけっていう売り文句で

一時期流行った感がありますけど…

 

基本的にモルヒネが手術の疼痛管理としては弱くて向いてないので…

 

術中はフェンタニル20μg/kg/hくらいしっかり疼痛管理して

術後もフェンタニル使えばいいんだけど犬が大きい場合は原価がけっこうかかってくるので…

術後はモルヒネ1mg/kg/h弱くらいに変更しても、術中の疼痛管理が十分であれば痛がりません。

術中からフェンタニルと同時に術後用量のモルヒネ含む点滴を流してもOK(#^^#)

 

超デリケートな子でしたが

痛みをトラウマにさせないで退院までもって行けたかな~と思います。

 

ちなみに

始めに静脈留置取る時

退院直前に静脈留置外す時は…

MMB(メデトミジン-ミダゾラム-ブトルファノール)カクテルのお世話になりました(汗)

そのくらい

超超デリケートな子でした(笑)

 

 

以上、カクテル祭りでした㉀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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