お正月から癒合不全症例(汗)|今治市大新田町にある動物病院|犬、猫、ペットのトラブル

あいけんペットクリニック

0898240196

メールでお問い合わせ

医院ブログ

お正月から癒合不全症例(汗)

骨折の手術を行った…というわんちゃんの足が急に曲がり始めた…

との来院。

 

 

今治でSOPプレート見つけた(驚)

整形好きな先生はどこにでもいますね!

 

写真を見ると……

うーん、

内固定が破綻してます。

問題点をピックアップして改善可能かどうか見極めていきます。

➀遠位から第二番目のスクリューホールが割れてしまっている。

②その上、SOPはコンプレッションかけれないプレートなので骨折面が圧迫固定はされていないため、遠位から一番目のスクリュー中心に遠位骨片が回転してしまっている。

③プレートを付ける位置が外側過ぎるため、プレートと外側の皮質骨でロードシェア出来ていない。アプローチする筋間もいっこ外からやってた模様……(汗)

 

 

反対側を参考に…

 

 

ある程度、再構築。(ちょっと内に回転してしまってて不満…)

 

改善できた点としては

➀癒合不全症例の遠位骨片は石鹸のような柔らかさなので……スクリュー4本入れました。

②途中で治りが悪い場合は、プレート中央付近に入れてあるスクリューを抜くと骨折面に動きが加わるように、段階的なディスタビライゼーションを低侵襲で行えるように配慮しています。

③ディスタビライゼーション後の骨折面に良好な刺激が加わるように、プレートを長くして、モーメントアームが長くなるようにしています。ただし、初期には、中央のスクリューが効いてるので比較的リジットな固定となっています。

④上の改善点➀~③を実現しようとすると必然的にツーサイドプレーティングでしか対応できませんでした。ヒトのインプラントのようにアナトミカルプレートのバリエーションが豊富になれば1枚のプレートで対応可能かもしれません。癒合不全症例で外側皮質骨や尺骨にロードシェアを期待する事も出来ないので、固定強度の面でもツーサイドプレートにメリットがありそうです。

 

 

 

お正月から、アツい症例を頂きました。ご馳走様でしたι(´Д`υ)

 

 

おそらく、今回の手術で初回対応するなら…

コンプレッションかけれてエンプティホールも出来にくい普通のDCPが利用出来たでしょう……

かつ、20㎏弱の犬なので、尺骨がキレイなら尺骨にピンか2mmのプレートが入ったと思います…。

今回も当然、尺骨を利用して固定強度を増す計画を建てて手術に挑みましたが、ボロボロになってて使えませんでした…。

 

ロッキングプレートはおしゃれな感じはしますけど…

◆なぜロッキングを使用したいのか…

◆それじゃないとだめなのか…

◆反対にロッキングを使用するデメリットはないのか…

をキチンと考えて使用しないと「道具」に翻弄される事になりかねません。

 

 

 

当院では癒合不全症例どんどんお待ちしておりますm(__)m

肢がちぎれてない限り…

痛覚がある限り…

肢を残すためにがんばりましょう!!!!

 

 

 

 

 

 

ページトップへ戻る