中高齢の股関節脱臼|今治市大新田町にある動物病院|犬、猫、ペットのトラブル

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中高齢の(外傷性???)股関節脱臼

一昨日の夜、テンション上がってピョンピョン後に、左後肢挙上で来てくれた小型犬さん。

左の股関節がスポンと抜けてそれはイタイ(>_<)ハズ……。

 

次の日も日中の手術時間は埋まってたので…

次の日の夜手術…

それまで股関節脱臼したままフェンタニル持続点滴でガマンしてもらいました(#^.^#)

 

通常、後肢の手術では局所ブロックが強力に鎮痛してくれるのでフェンタニルは使用していないのですが…

せっかくフェンタニル1アンプル開けたら使い切るしかないので術中も20μ/kg/hで持続点滴…

吸入麻酔の実測値(呼気中セボフルラン)は0.6%で維持可能でした(笑)

 

ウチにも獣医さんが入ってくれたら手術はやってもらって(笑)、麻酔医のあこがれTIVA(全静脈麻酔)がやりたいな~

 

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THR(股関節全置換)やりに大阪行ってもらうか、意見がわかれる術式トルグピン法という骨頭温存法も存在するという事も説明して、99%の獣医が選択するであろう大腿骨頭切除による偽関節形成術を選択。(てかそれしか無い)

 

 

なんで、ピョンピョンだけで脱臼するの……?って事ですけど

 

 

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この子は股関節脱臼した同側の膝が膝蓋骨内方脱臼グレードⅢ状態……

大腿骨の正面を常に外側向けてピョンピョン運動してたので、寛骨臼から骨頭が抜けちゃったのかもしれません…。

 

とりあえず、大腿骨頭なくなるので、足のアラインメントは調整しなくてよくなるので、ウェッジリセッションとPDSによるラテラルスーチャータイトニングで、時短パテラ整復。

 

 

 

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それと、この子は、仙椎の椎弓が明らかに馬尾神経に干渉している様子……。

これにより、臀筋群のテンション低下が引き起こされ、

ボール&ソケットタイプの関節がスポンと抜けちゃったのかも……。

 

 

この、神経疾患➡股関節疾患という流れは、股関節形成不全の子に腰仙椎間不安定症を持っている子が多い事からも、注目されている、病態発生メカニズム。

 

 

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これは、最近は、移行脊椎症と呼ばれる事が多いが、その事を説明している、古い本。

古い本だけど、今でも現役の大切な本。

 

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見てなさ過ぎて、表紙が新品のようです。

 

 

 

 

今日の夕方までフェンタニル流して、無事に退院(´▽`) ホッ

 

 

 

脱臼、骨折など、急な処置が必要になってしまった方は是非相談下さいm(__)m

 

 

 

 

 

 

 

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