膀胱炎って難しい……|今治市大新田町にある動物病院|犬、猫、ペットのトラブル

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膀胱炎って難しい……

ずっと血尿が続いてたけど、過去に治療しても改善しなかったとのことで、数年間様子見てた…というワンチャンの話…。

 

まあ、様子みすぎだとは思うわけですが(笑)

そこには触れず…。

 

 

とりあえず、尿検査と同時に必ずエコーを提案。

 

 

膀胱①

 

むむむ、なんか悪そうですよ…

 

 

 

次の提案としては

 

◆経尿道カテーテルによる吸引生検

◆尿中の移行上皮癌マーカーの有無を調べる検査

◆いきなり開腹!?

◆慢性膀胱炎かもしれないのでその治療

 

 

 

とりあえず、飼い主様が投薬による治療を希望されたので薬を選択しなきゃいけないのですが…

 

今回はCOX-Ⅱ阻害薬としてNSAIDs(非ステロイド型消炎鎮痛剤)を選択してみました。

腫瘍って診断出来てるわけじゃないのでバキソ(ヒトの薬)は使いにくく…動物薬のNSAIDs

 

 

 

 

 

すると

2週間後

膀胱②

 

ちっちゃくなってる!!!

それはいいんだけど、前回どこから発生してるのかわかりにくかったけど…

今回は明確に……。

慢性膀胱炎の好発部位は腹側(エコー画面の上側…)

この写真だとどちらかというと最も嫌な膀胱三角の近く(移行上皮…)

 

 

 

 

でも、

さらに4週間後

 

膀胱③

 

無くなってる(笑)

NSAIDs恐るべし……。

ワタシは古い薬であるリマダイルを未だに好んで使用しています。

能書の半分の用量ですが。

理由は効果も副作用も一番強いから(汗)

 

 

今回の症例は内服ストップ。再発しないかフォローが必要と思われます…。

結局何だったのかはわかりませんが…。

 

 

 

 

今回の経験だけじゃなくNSAIDsの謎めいたチカラに頼る治療をする事は獣医の腫瘍科領域では多々あります。

例えば、

当院ではシクロフォスファミドとNSAIDsをずーっと飲ませるような症例(メトロノミック療法)をたくさ抱えておりますが…。

これには賛否両論ありそうです。

しかし、今回のような経験からすると

少なくとも腫瘍の炎症による体積増加は防いでいるのは間違いないでしょうね(アタリマエか…)

そしてメトロノミックで最後まで頑張ろう!と家族と決めたら、

ワタシの場合は本当に延命につながってると信じて処方しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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